品質保証
品質保証の中心は、システムが受け入れ条件を満たしているかを確認することです。この文書では、プラットフォーム上で QA フローを進める手順を順を追って説明します。
レポート作成
テストケースを監査する前に、参照用の report を作成します。同じイベントが複数箇所で発火することがあるため、システムは各 report に event ID を割り当てます。たとえば add_to_cart が 2 件ある場合、最初のテストケースには JSON 仕様が必要です。例:
{
"event": "add_to_cart",
"ecommerce": {
"items": [
{
"item_id": "$item_id",
"item_name": "^(?:switzerland|california)$",
"item_category": "Europe",
"quantity": 1,
"price": 200
}
],
"currency": "USD",
"value": 200
}
}
仕様は後から必要に応じて編集できます。イベント名は一意であるため、別の add_to_cart 仕様は追加できません。代わりに、他のテストケースはイベント名で共有仕様を参照します。例:
{
"event": "add_to_cart"
}
仕様レビュー
同じイベントの計測仕様は一貫しているべきです。仕様が統一されていれば、Google Analytics のレポートは理解しやすくなり、(not set) のような分かりにくい値も減らせます。仕様はグローバルに共有されるため、変更すると他のテストケースに影響する可能性があります。
Chrome 録画
Chrome Recorder は、CSS/ID セレクター、XPath、そのほかの位置情報を記録し、各操作を表現します。一般的な操作はクリック、ホバー、入力、選択です。Recorder が生成した JSON をダウンロードしてシステムへアップロードすると、監査で利用できます。現時点で TagCheck は主に CSS/ID セレクターで自動化を実行します。
Google Tag Manager
Google Tag Manager は、Web サイトのコードを直接変更せずにデータ計測へ集中できる収集ツールです。TagCheck は、繰り返しの手動テストを減らし、ビジネス要件に対してより高品質な QA を行えるよう支援することを目的としています。
Data layer
Data layer は、ユーザー操作とデータ収集パイプラインをつなぐ JavaScript オブジェクトです。たとえば、ユーザーがボタンをクリックすると、定義されたデータが data layer に送られ、それに応じて GTM のタグが発火します。そのため、data layer の検査は実装品質を確認するための中核機能のひとつです。
Request 傍受
多くの場合、data layer の確認だけで十分です。ただし、GTM Preview では正しく見えても、Google Analytics に届く値は変換されていることがあります。たとえば配列が文字列に変換されるケースです。こうした誤判定を減らすために、TagCheck は送信 request も監査できます。プロジェクトに設定された measurement ID を使って request を傍受し、data layer に近いオブジェクトへ再構成したうえで、同じ検証ロジックを適用します。
GTM accompanied mode
GTM accompanied mode を使うと、自動化の実行中に GTM Preview でタグの発火状況を同時に確認できます。未公開の workspace を確認したい場合にも有効です。利用するには、GTM container の shareable link とランディングページ URL をシステムに渡してください。